動画制作予算の見積もり、どこを比較すべき?5つの重要ポイント

  • 豆知識

「安い見積もり」に飛びついて後悔していませんか?

「3社から見積もりを取ったけれど、金額がバラバラで何を基準に選べば良いか分からない…」

「一番安い会社に頼んだら、思っていた動画と全然違うものができた…」

「追加費用が発生して、結局高くついた…」

名古屋で動画制作を検討する企業担当者から、このような相談を数多くいただきます。動画制作の見積もり比較は、単純に金額だけを見ていては失敗の原因となります。

本記事では、動画制作で失敗しないための見積もり比較の5つの重要ポイントをご紹介します。正しい比較方法を知ることで、あなたの会社にとって最適な制作会社を選択できるでしょう。


見積もり比較で重要な5つのポイント

ポイント① 制作内容の詳細度を確認する

同じ「企業紹介動画」でも、制作会社によって含まれる内容が大きく異なります。見積もりの安さに惹かれて発注したものの、必要な要素が含まれていなかったという失敗は非常に多いです。

良い例:詳細が明記された見積もり

企業紹介動画制作 一式 500,000円
├ 企画・構成(3案提示)
├ 撮影(1日、カメラ2台体制)
├ インタビュー収録(社員3名)
├ ナレーション収録(プロナレーター)
├ BGM選定・音響調整
├ 編集作業(5分以内)
├ 修正対応(3回まで無料)
└ 最終データ納品(MP4、MOV形式)

ダメな例:曖昧な見積もり

企業紹介動画制作 一式 300,000円
(詳細項目の記載なし)

曖昧な見積もりは、後から「それは追加費用になります」と言われるリスクが高いため要注意です。


ポイント② 制作体制とスタッフレベルを把握する

チェックすべき項目

  • ディレクターの経験年数と実績
  • カメラマンのスキルレベル
  • 編集スタッフの技術力
  • プロジェクト管理体制

良い例:制作体制が明確

制作体制
・ディレクター:業界歴10年、同業界制作実績150本以上、プロフィールの提示有
・カメラマン:業界歴5年、同業界制作実績50本以上、プロフィールの提示有
・プロジェクトマネージャー:専任担当者がスケジュール管理

ダメな例:制作体制が不透明

映像プロデューサー、ブランドプロデューサー、マーケティング・・・などとにかく肩書きが多く、まとめで「経験豊富なスタッフが制作します」
といったように具体的な情報なし。

ポイント③ 修正回数と追加費用の条件を確認する

動画制作では修正が発生するのが一般的です。修正条件を事前に確認しておくことで、予算オーバーを防げます。

良い例:修正条件が明確

修正対応
・構成段階:2回まで無料
・編集段階:3回まで無料  
・4回目以降:1回につき20,000円
・大幅な内容変更:別途見積もり
・納期延長が発生した場合:要相談

ダメな例:修正条件が曖昧

修正:数回まで対応可能
(具体的な回数や費用の記載なし)

ポイント④ 納期とスケジュールの現実性を判断する

確認すべき要素

  • 制作期間が適切か
  • 修正期間が含まれているか
  • 社内承認時間が考慮されているか
  • 繁忙期の影響があるか

良い例:現実的なスケジュール

制作スケジュール(8週間)
Week1-2:企画・構成、社内承認
Week3:撮影準備、出演者調整
Week4:撮影実施
Week5-6:編集作業
Week7:修正対応、最終確認
Week8:納品、予備期間

ダメな例:非現実的なスケジュール

制作期間:2週間で完成可能
(企画から納品まで全て含む)

極端に短い制作期間は、品質に問題が生じるリスクがあります。


ポイント⑤ アフターサポートと権利関係を確認する

重要な確認項目

  • 動画の著作権の帰属
  • データの納品形式と保存期間
  • 公開後のサポート範囲
  • 二次利用の可否と条件

良い例:権利関係が明確

権利・サポート
・著作権:お客様に帰属
・データ保存:1年間、再出力対応可能
・BGM:商用利用可能な楽曲を使用
・二次利用:Web、SNS、展示会等で自由に使用可能
・技術サポート:公開後3ヶ月間対応

ダメな例:権利関係が不明確

データをお渡しします
(著作権や使用範囲について記載なし)

見積もり比較時の注意点

金額だけで判断しない

最安値の見積もりには理由があります。制作内容が省略されていたり、経験の浅いスタッフが担当したりする可能性があります。

複数社での相見積もりを推奨

名古屋エリアでは、最低3社からの見積もり取得をおすすめします。相場感を把握でき、各社の特徴も比較できます。

過去の制作実績を必ず確認

見積もりと合わせて、同業界での制作実績を確認しましょう。実績が豊富な会社ほど、業界特有のポイントを理解しています。

実際の比較例

名古屋のある製造業企業が受け取った3社の見積もり例をご紹介します。

A社(50万円)

  • 制作内容:曖昧
  • 修正条件:不明
  • 納期:4週間

B社(80万円) ← 選択

  • 制作内容:詳細に記載
  • 修正条件:明確
  • 納期:8週間(現実的)
  • 制作体制:経験豊富
  • アフターサポート:充実

C社(100万円)

  • 制作内容:一部曖昧
  • 修正条件:回数制限厳しい
  • 納期:6週間

この企業は金額だけでなく、制作内容の詳細さと制作体制の充実度を重視してB社を選択。結果的に期待を上回る動画が完成し、問い合わせ数が40%増加しました。


まとめ:正しい見積もり比較で成功する動画制作

動画制作の見積もり比較では、以下の5つのポイントが重要です:

  1. 制作内容の詳細度を確認する
  2. 制作体制とスタッフレベルを把握する
  3. 修正回数と追加費用の条件を明確にする
  4. 納期とスケジュールの現実性を判断する
  5. アフターサポートと権利関係を確認する

安さだけに惹かれず、これらのポイントを総合的に判断することで、あなたの会社にとって最適な制作パートナーを見つけることができるでしょう。

名古屋エリアには多数の動画制作会社がありますが、正しい比較方法を知ることで、投資に見合う効果的な動画制作が実現できます。


次回予告

次週は「企業のブランドを守るために 。動画制作パートナー選びの見極め方」をお届けします。外注先を選ぶとき、どこを見れば“本物”かわかるのか?動画制作市場が拡大するいま、プロとアマの違いを明確にするチェックポイントを解説します。


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