WebCMは「かっこいい&おしゃれな映像」ではない|成果が出る映像制作の考え方【現場目線】
2026.02.20
「WebCM=かっこいい&おしゃれな映像」
このイメージは根強い!?ですが、制作現場の立場から言うと、それだけで語るのは危険です。
WebCMは、どこで、誰に、どう使われるかまで設計された映像です。
この視点を持たずに制作すると、どれだけ映像が美しくても、視聴者の反応や成果にはつながりません。
目次
ToggleWebCMとテレビCMはそもそも役割が違う
では、よく比較されるのがテレビCM。
WebCMと比較すると、届け方の前提が大きく異なるといったことがあげられます。
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テレビCMは流れる時間や枠が決まっており、受動的に見られることが前提
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WebCMはスキップされることも多く、SNSや広告、Webサイトなど文脈がバラバラ
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視聴者は短時間で興味を判断し、関心がなければ即離脱する
つまりWebCM制作では見られる前提での設計が不可欠です。
この前提を無視してテレビCMを流用すると、どれだけ映像が高画質でも、視聴者には違和感が生まれ、成果につながりません。
テレビCMの流用が目立つ今、本当にクオリティは必要か?
完成度の高い映像や凝った演出は魅力的です。
しかしWebCMでは、クオリティの方向性が重要です。
例えば、
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見た目の美しさや派手さ
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高額機材を使った映像表現
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長時間をかけた凝った演出
こうした要素だけでは、WebCMの目的を達成できません。
大事なのは、視聴者が何を理解し、何を感じ、どんな行動を取るかを設計したクオリティです。
単に「美しい映像を作ること」ではなく、目的に沿った映像設計が成果を決めます。
作り手の自己満足に陥っていないか?
現場では、映像制作が「作り手のオナニー」になってしまうケースも少なくありません。
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カッコいいカットやCGを入れたくなる
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世界観や演出を強調したくなる
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技術的にできることをすべて詰め込みたくなる
結果、視聴者は置いてけぼりに。
「何の動画か分からない」「何を伝えたいのか分からない」となり、せっかくのWebCMも成果が出ません。
WebCMの目的はあくまで 成果を出すこと です。
WebCMは「尺」ではなく「構造」で考える
よく「WebCMは何秒が正解ですか?」と聞かれます。
結論は、秒数に正解はありません。
重要なのは、
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冒頭で何を伝えるか
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視聴者が離脱するタイミング
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最後に何を残すか
短くても長くても、構造がしっかりしていれば成果が出ます。
WebCMは、単なる「短尺映像」ではなく、構造設計された映像なのです。
さらに、多くの企業で成果が出ているのは、
**「2〜3分のメイン動画+30秒〜1分の短尺動画」**の組み合わせです。
用途ごとに尺を分けることで、SNSや広告、Webサイトなど複数メディアで最適に展開できます。
WebCM・映像制作の料金設計(現場目線)
WebCMや企業映像制作の費用は、ジャンルでは大きく変わらず、どこまで手配をクライアント側で行うかがカギです。コストを左右するのは、主に 人(出演者・スタッフ) と 場所(ロケ地やスタジオ) です。
| 手配者 | 予算感の目安 | ポイント |
|---|---|---|
| 御社(クライアント)で手配 | 比較的低め | 撮影スタッフや出演者、場所を御社で用意できれば、制作会社の負担が減り費用を抑えられる |
| 弊社(制作会社)で手配 | 高め | スタッフ手配・出演者キャスティング・ロケ地手配まで弊社が行う場合、その分コストは増える |
《実務での考え方》
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御社で手配できるものがある場合
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社内スタッフや社員を出演者に使う
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自社施設や事務所で撮影
→ 制作会社に頼む部分が少なくなるので、予算を抑えられる
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弊社に全部任せる場合
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撮影スタッフの派遣
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外部キャストの手配
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スタジオやロケ地の手配
→ 制作費は増えるが、手間なくフルサービスで高品質な映像が完成
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《料金だけで判断しない》
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高くても設計が適切でなければ成果は出ません
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安くても構造設計が整っていれば十分成果が出ます
結局、WebCM制作では 「誰に・どこで・どう届けるか」 が最重要です。
費用設計はあくまでその次の話、と現場では考えています。
費用を抑えるポイント
WebCM制作で意外とコストを押し上げるのは、**「人」と「場所」**です。
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撮影スタッフや出演者
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撮影場所の手配
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機材の搬入・移動
もしこれらをクライアント側で手配してもらえる場合、
制作会社の負担が減るため、制作費は大きく抑えられます。
つまり、WebCM制作費を安くするには、
「映像制作自体のクオリティは維持しつつ、手配できるものは自社で用意する」
という考え方が現実的です。
おすすめのメディア・広告運用との連動
WebCMは、制作するだけでなく、どこでどう流すかも成果に直結します。
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YouTube広告:30秒〜1分の短尺が最適。1再生あたりの広告費用は10円〜30円程度が目安。
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SNS広告(Instagram・X/Twitterなど):短尺動画+キャッチコピーで認知拡大。クリック単価は50円前後から。
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自社Webサイト・LP:2〜3分のメイン動画で深掘り。広告費はかからないが、SEOや直帰率に影響。
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オンライン説明会・ウェビナー:3〜5分の説明動画を組み込み、参加率アップ。
複数メディアに同じ動画を使い回すだけでなく、用途に合わせて尺を分けることで、広告費も効率的に使えます。
これにより、単発制作よりコストパフォーマンスも高くなります。
《おすすめ動画広告 事例紹介》
15秒で『塗り洗い』の魅力が直感的に伝わる動画。映像のテンポや色使いも洗練されていて、試してみたくなる広告です。
まとめ|WebCMは「短い映像」ではなく、成果を出すための設計
WebCMや映像制作において、本当に重要なのは、
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短いか長いかではなく、使われ方の設計
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作り手の自己満足より、視聴者体験優先
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導線を意識した構造と引き算
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使われるメディアや広告運用も含めた全体設計
WebCMは単なる短尺映像ではなく、
現場で使われ、反応が返ることを前提に設計された映像。
この視点を持つことで、映像制作は単なる動画作りではなく、
企業の価値を伝える強力なコミュニケーションツールになります。
▶︎ 「動画制作って必要?費用はいくら?」など、気になることはどうぞお気軽にご相談ください。
株式会社Resolo

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